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2006年7月28日 (金)

ガソリンスタンドとスーパーマーケットの争い

近い将来、「スーパーマーケットとガソリンスタンド」が穀物の取得のため争う状況になるかもしれないという、ちょっとショッキングな記事を読みました。

要はガソリン価格の高止まりから、「バイオエタノール・バイオディーゼル」の導入が世界的に拡大していますが、現在のこれらバイオ由来の燃料は、使用済み食用油をリユースしたバイオ燃料は別として、トウモロコシ、サトウキビ、菜種など穀物類が原料の中心なのです。

つい最近、世界人口は65億人を超え、2040年には90億人にまで拡大します。そうなるとエネルギー不足とともに食糧不足が深刻な問題となります。

バイオ由来の燃料は、大型車のガソリンタンク満タンにするために、「一人の一年分の食料」に匹敵する穀物を消費するのだそうで、これではバイオ燃料を利用して環境負荷は少なくなっても、飢餓の拡大が懸念されます。

自動車を動かす事より人の命を守る方がよっぽど大切ですから、バイオ燃料だからといって大量消費することは許されないのでしょうね。

記事の詳細は「こちら」です。

ただし、少し光明もあります。それはバイオ燃料生成の原料として、穀物ではなく樹木を利用するという方法です。

他にも植物から生成する方法も研究されており、これらが実用されれば、食料用の植物は農業に適した土地を最大限に利用して生産し、地力の弱い土地や森林を利用して燃料用の植物を獲得すると行った棲み分けが進むのでしょう。

さて、先日7月26日に廃油から生成したバイオディーゼルを給油して、稚内から日本縦断を目指したジャーナリストの山田さんの取組のように、新技術の利用が拡大するとその技術の普及に加速度がつきます。

引き続き、今後のバイオ燃料の動向をウォッチして行きたいと思います。

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